内科医/漢方医の内海聡さんの下記の記事を読んで、布ナプキンを普及していく取組みの大切さ、そして使い捨てナプキン以外の選択肢があるということを1人でも多くの方に知っていただくことの必要性を改めて実感しました。
布ナプキンと紙ナプキンについては議論があるのですが、私もその議論の通り、できれば化学性のナプキンは使わないほうが良いと思います。通常使われている紙ナプキンは石油精製物質であって、これは経皮毒といって女性器を通して子宮に吸収されます。経皮毒としてとりこまれた物質は、不妊症や子宮内膜症等の女性疾患を引き起こす可能性があるだけではなく、発がん性もあるとされています。また産中産後の状態や子供の体質や脳にさえ影響があることが指摘されています。
以下は経皮吸収率の一例ですが、このような数字であるからこそ女性用品には注意しなければなりません。化粧品も同様に注意しなければなりません。
足のうら(0.14)
手のひら(0.83)
背中(1.7)
頭皮(3.5)
ほお(13.0)
性器(42.0)
(田辺三菱製薬のHPを参照)
布ナプキンを使うことによるメリットは月経痛の緩和や経血の変化など様々ですが、これこそ女性の皆様で情報交流していただければよいでしょう。医師として言えるのは現在のナプキンなどのほとんどすべてが、石油精製物質であり、これは本質的には毒性物質であり、内分泌かく乱物質にあたるという点です。特に女性的な不調があるという方は、これらを見直すだけでかなり違うこともあります。
また現代は毒ばかりの嫌な社会ですが、逆に使いやすい布ナプキンが手に入りやすい時代になったともいえます。当方の薬害研究センターでは高分子吸収材不使用の、天然コットンオンリーのナプキンも販売していますので、ご興味のある方は直接来館されればよいかと思います。いずれにしろ健康であるにはあまり深くお金がかかる治療ではなく、ちょっとした苦労とちょっとした工夫こそが、最も大事であることをこういう事例は教えてくれると思います。
https://orangeharmony.co.jp/blog/fs/orange/c/aboutnapkin