イヤーキャンドルに使用しているハーブの1つ「ユーカリ」
花粉症、アトピー、喘息などに良いため、春は特に人気があるハーブです♪
ユーカリの効果効能
キーワード&データ
キーワード:風邪・喘息・花粉症に
特徴
オーストラリアが原産の高木で、世界でも最も高く成長する木の一つです。コアラが好む植物として有名です。アルジェリアやシチリアではユーカリをマラリア対策に植えました。空気を清浄してくれる植物です。
スピリチュアルなストーリー
ユーカリは病気の治癒と関連付けられていました。持ち歩くことで健康が保たれると言われていました。また、体調がすぐれない人の寝室に置くと、病状がよくなると言われていました。
ユーカリの効果効能
ユーカリには優れた抗菌、去痰作用があります。そのため、風邪や花粉症、喘息、のどの炎症などによく効きます。風邪や花粉症対策に、濃い目に入れたティーでうがいをするといいと言われています。特に精油成分に抗菌作用があるので、気管支炎、花粉症、風邪の頭痛などの症状には蒸気吸入が用いられます。外用ではチンキ剤や軟膏にし、リウマチなどに用いられます。
作用
去痰作用 浄化作用 抗菌作用 抗ウイルス作用 |
適応
風邪 気管支炎 花粉症 頭痛 肺気腫 喘息 咳 |
コアラとユーカリ
オーストラリア原産のユーカリは、先住民アボリジニが昔から傷を癒すために葉を利用していました。
近年でも葉からとれる精油は殺菌作用や抗炎症作用、鎮痛・鎮静作用があるとされアロマテラピーでもおなじみの精油となっています。
このユーカリの種類は600種類以上といわれており、細長い葉や丸葉など様々な品種が存在します。
また、ユーカリは根を深く伸ばし水を吸い上げる力が強いことから、各国で砂漠化した地域の緑化に使われて成功している素晴らしい植物でもあります。
ユーカリの葉はさきほどご紹介したようなアロマテラピーなどでも活躍する一方で、毒性のある植物としても有名です。
そんな毒性のあるユーカリを、なぜコアラは食べることになったのでしょうか?
コアラがユーカリを食べる理由
昔オーストラリアがより乾燥した気候へ変化するにつれ、生息する草木も変化し、
乾燥に強く葉に毒性をもつユーカリが出現します。
生存競争に負けた弱い種類のコアラの祖先は餌を求めて木に登り、毒性のあるユーカリを常食とすることで食料を確保することでき、生き延びることが出来たのです。そのため、コアラはユーカリを食べることになったようです。
草食動物であるにもかかわらず、コアラの睡眠時間は16時間以上になるそうです。
この長時間睡眠の秘密はユーカリの毒性にあります。
コアラの餌であるユーカリの解毒を体内でするためにエネルギーを使うため、コアラは食事以外は動かずに長時間寝る必要があったのです。 発酵させることでユーカリの毒素を分解し、消化吸収するコアラの盲腸はなんと2mほどもあるといいます。 コアラの体長が約65cm~80cm位といわれていますので、2mとはなんとも長い盲腸ですね。
参考サイト:TIMELESS EDITION、 LOVEGREEN より