1年前に初めてお逢いして、カウンセリング・セラピーをこつこつ受けられたA様。
彼女の悩みは
・何十年も続く偏頭痛、下痢などの不調
・対人関係がうまくいかない
・将来への不安
・自尊心が低い
・ご主人と離婚したい
・死にたい
というものです。
体と心のケア、病気と心の関係、自分を理解するための精神分析を通じて、偏頭痛が減り、
この1年で「本当の自分」へとよりよく変化されていきました。
親子関係が夫婦関係に影響していたので、離婚を自ら留まることにされました。
そして、本当はコミュニケーションがとても上手な人だったのです。
過去に家庭の中で、自分を偽って自責・自虐して性格を作るしかなかったのです。
優しい、平和と調和の人は、両親に逆らうことはできません。つらいことや悲しいこと、
怒りの感情を抑圧して、親を責めずに「自分のせいだ」と自分を責めて生きてきたのです
=頭痛
それほどに、子どもは親を愛しているのですね。愛してほしい・認めてほしい気持ちより、親を優先してしまったのです。
大人になって、生きづらくなったとき、子どもの頃の自分のことを振り返ることで、
子どもの頃の心に寄り添い、広い視野で受け止め、認めていくことで、心身は統一されていくのです。
カウンセリング・セラピーを受けられたあとに、書類を送っています。
下記は、その内容の一部になります。
子どもは親に、家族に褒められたい・認められたいという一心から、無理に頑張って、
一時は心が満たされます。
でも何か足りないと感じます。
そして、もっと頑張らないと、と思うのです。
人同士が本音で話し合える場があると、恐れや悲しみと言った負の感情を見つめることで、 あるがままの自分自身を発見する経験となっていきます。
「~しなければ自分には価値がない」という思い込みと強迫観念はストレスになります。
自分の心の声に従って人生の時間を使うことの大事さにあなたは気づきました。
「死にたい」という気持ちは「生きたい」という気持ちでもありました。
心の声は社会が避けようとしがちなネガティブな負の感情にも意味があることを教えてくれます。 悲しみは「大切にしている何かを認めるため」の感情です。
過去のネガティブな感情は抑圧され、記憶が1部忘却していました。
忘れたいことだからです。
「自分史」作成や「大切な人との関係」「思考性」などの分析とセラピーは、つらく、過酷でしんどい作業でもありました。休憩しながら、少しずつ向き合ってきました。
あなたには「勇気」がありました。
幼少期から誰かに褒められたくて頑張ってきたのです。 とても自然な感情であり、私たちにとって必要な欲求です。
自分には価値がないという恐れは、生きづらい人生でもありました。
家族(特に母)に共感し、共依存になり 偽りの自分、不安、人間関係の不和、自信のなさ、自虐・・・ つらい経験を乗り越えながら 無意識の中で願っていたこと。
あなたの中の本当の自分の願いは 「ありのままの自分の価値を認めること」でした。
「常に前向きの姿勢でなくてもいい」とコロナはあなたにありのままでいいと 教えてくれました。
「頭痛で自虐して自分を痛める必要もない」そのままのあなたでいいと言っています。
痛みや弱さも含め自身の感情に向き合えることこそが強さなのです。
あなたはその強さがあります。あなたの家族にはありませんでした。
もともと強かったけど弱くなったのかもしれません。
あなたはご自身のことを、「視野が狭い」と言っていましたが、本当は「視野の広い」見方ができる人です。家族に合わせて、また、つらい現実から逃避するために「視野が狭く」なったのでしょう。
あなたは、1番大切な母と同じようになることを決意しました。
それも愛です。それが親のために「子どもでいること」なのかもしれません。
どれほど親子関係が悪くなったとしても、子どもというのは最初、
両親を無条件に愛し、信じているものです。
使命としての「子どもでいること」というのは、不信や恐れのうずまく世の中で、
表現を通じて、人を信頼することや愛の可能性を伝えていくことなのかもしれません。
誰しもありのままで十分価値があるのです。
「自分が変わった」と喜んで話してくれましたね。
そうです。いつでも自己変容できます。
ありのままの自分に戻ってみてください。
明るく楽しく、愛と平和の人、ときどきネガティブな、頑張り屋さん、共感力の高い
自信のある、優しい、コミュニケーションが得意な、視野の広いあなたに!