わかりやすい心理学

不器用でもいい 自分らしく生きよう

ゆっぴーです✨ブログをご覧いただきありがとうございます♪

フジコヘミングさんがこの春に亡くなられました。

素晴らしい音楽家でありながら

5歳での父との別れ、国籍がない、

バーンスタインに音楽性を認められてこれからと言う時、風邪をこじらせて

耳が聞こえなくなる・・・

たくさんの苦難と病気、困難と貧困を乗り越えながら

最期まで情熱を持って自分を信じて生き抜かれました。

最近は自宅で転倒され、その時にすい臓がんが見つかり、天国へ召されましたが

リストの聖地でピアノのコンサートを開催する夢をかなえる矢先でした。

晩年も目的や目標、夢を持って生きていらっしゃって感動しました。

素晴らしい音色の音楽、素敵な絵、そして心の響くピアノのような

言霊をたくさん残してくれています。

個性的でアンティークを生かしたおしゃれなファッションも好きだった。

画像はソニーミュージックのサイトから。

私のピアノはテクニックというもので弾くのではない

音のひとつ ひとつに色を付けるように弾くのです

世の中にはいくらでも器用に

まるで機械のように正確に弾くピアニストがいるけど

私は違う

完全なのは嫌い

人間のすることだから間違っていていいと思う

耳が聞こえなくなって

ピアニストになる夢を諦めかけ

ドイツの町々を音楽教師を続けながら移り住んだ

そうしながら少しずつコンサートを開けるようになり

毎回盛況だったから自分でも驚いた

無名だったけれど不思議にファンは多く

私はこの聴衆にいつのまにか支えられているのを感じた

報われなかったことや

つらかったことに耐えた経験が

音の音色や響きに現れプラスになっている

そんな嬉しい実感があった

フジコ・ヘミング

ゆっぴーも不器用で病気も多いのでフジコさんの言葉がとっても心に響きました。

絶望の中で共感する人との出会いに救われたこと。

フジコさんもファンに救われたこと。

ネガティブな経験が実はプラスだったこと。

比べすに自分のもったものを大事にして生きて諦めないこと。

辛いことがあっても私は負けなかった。

いつかはこの状況から抜け出せる日が来ると信じていたから。

自分を信じて生きること。

自分に負けないこと。

どんなに教養があって立派な人でも、心に傷がない人には魅力がない。他人の痛みというものがわからないから。

「心の傷」が魅力だなんて!

たしかに、心傷ついた人はとても優しい痛みのわかる人なんです。

目の前にある現実だけを見て、幸福だとか不幸だとか判断してはいけない。その時は不幸だと思っていたことが、後で考えてみると、より大きな幸福のために必要だったということがよくあるの。

そうですね・・・

つらいことや良くないことは、良くなるために起こっていることが多いです。

気づくために。

フジコさんは心で感じ、心で見ることができる人ですね。

だから心でピアノを弾いている。

人生が、予定通り順調にうまくいくことなんて絶対にないの。ありえないことよ。

そうならないように頑張るでしょ。だから人生がおもしろくなるんじゃない

平坦な人生でなかったけど確かにたくさん夢も叶っている。

苦難の人生だからカウンセラーになってお客様の悩みに寄り添えることが多いのは実は喜びや幸せのためだったのか~

そうか~って考え方がおかしくなっていることを気づかさせてくれます。

人間は場所を得て初めて、本当の姿を現す生きものなのよ

自分の居場所があること 生きてていい 認められる 愛されること 愛すこと 

根柢の人間の欲求です。

人生は諦めたら終わり。私は苦しみながらも希望を捨てませんでした。

人生をくよくよして渡らないことです

フジコさんは年を重ねた自分の音楽の方が好きだとおっしゃっていました。

いろいろな経験が、とくにしんどい つらい経験が深みや重みを

人生がもたらしてくれると

私も、年齢を重ねることは嫌ではなくて、たしかに経験を積んできたから

できること やりたいこと 今だからできることが見えてきて充実しています。

若さも良さがあると思うし。

ピアニストらしからぬ? 大きな手をいとおしい すきだともおっしゃっていました。

間違えたっていいじゃない。機械じゃないんだから。

 

傷ついて心を閉ざして=自閉症 や 非自己、鈍感鈍麻、失感症になって来られるお客様が

多いです。私もそうでした。

「愛されるためには完璧でないといけない」という間違った思い込み

機械のようになっても自分が遠ざかるだけで生きづらさは増えました。

機械のようになって自分を防衛するためでした。それも経験。

もっと違う方法で自分を愛すことのほうが心も体も楽になった。

そのままでいいんだよって 

間違えてもいい 人間らしくていい

繊細で優しい感じやすい人のままで

自分らしく そのままでいい 精一杯 自分を愛して 大切にして生きてね

私の人生にとって一番大切なことは、小さな命に対する愛情や行為を最優先させること。自分より困っている誰かを助けたり、野良一匹でも救うために人は命を授かっているのよ

自分への優しさそして他者への優しさ。動物愛護や被災地への支援など、チャリティー活動も精力的に行ってこられました。

保護猫をたくさん飼っていたフジコさん。自分と似た境遇を感じたのでしょうか?

画像はフジコヘミングオフィシャルサイトより

絵の才能もとっても素晴らしい方でした~大好き💛

人生にはやりたいこと、読みたい本、見に行ってみたいバレエ公演、他にもいっぱいありますよね。結婚していなくて良かったと思います

きっと「音楽と結婚」されたんでしょうね。

ゆっぴーもたくさんやりたいことあります!わくわくするし、10代からの夢です。これが実健すればすべての自分がもった夢は叶います。やりたいことがあるって幸せなことだと思います。

心理的にも、趣味ややりたいことがあることは、幸せな生き方につながると

ラッセルが「幸福論」で言ってます。無趣味で自分のことばかり悩んだり考えていると

「自己没頭」になって孤立し、自分の内にこもってしまうことは

とても「不幸」な人生になります。

恋をしているとピアノはあまり良く弾けません。でも、恋はお酒に酔っ払っているようにすてきではありませんか。若さを保つのにも良いでしょう

たくさん恋をしてよかったっておっしゃっていました。

フジコさんは表現がおちゃめというかやさしい。

ピアノがうまく弾けなくなっても恋も大事で楽しいからあり。人生を楽しまないとね。

仕事も大事だけど。

私のコンサートに何度も来てくださる人々は素晴らしい方たちだと思います。つまり、私の芸術、私の思い、動物や弱い者に対しての哀れみなどを心で感じてくださる日本人たちで、心からありがたいと感謝しています

フジコさんは60歳を過ぎて日本で人気が出ましたね。

哀れみや慈しみの心を持つ、分かち合うこと、共鳴や共感できること、

心を大事にする日本人との出会いは、

フジコさんにとってもファンにとっても救いとなったのです。

苦難やつらい人生があるから、悲しみがわかるからこそ、

素敵な音楽を奏でることができたともいえるように思います。

喜びがあるから悲しみにも耐えることができるし、

悲しみがあるから、喜びを実感できるのです。どちらも大事な感情なのです。

フジコ・ヘミングさん

素敵な音楽と言葉、人生をありがとう。

天国でも素敵な音楽を猫やリストやショパンと奏でていることでしょう。