わかりやすい心理学

どうして自分を「粗末に扱ってしまう」のか?

自分を大切にできない

本当は自分を大切にしたいのに

自分を雑に扱ってしまう。

楽しめない。

お客様の多い悩みの一つです。

私も愛しているけど、自分を大切にできないところがありました。

仕事で無理したり、しなくてもいいのに無理に自分を追い込んだり、

ということがたくさんありました。

「自分を愛したいのに愛せない」には理由があります。

性格や環境から原因を探る

あなたはいくつ当てはまりますか?

〇頑張り屋

〇粘り強い

〇子ども時代、親が厳しかった

〇あれをしなさい これをしてはダメ と言われて育った

〇母親が苦労して幸せそうに思えなかった

〇母親が我慢して頑張っていた

〇親に甘えることができない環境だった

当てはまる項目が多いほど

自分に対して強い「罪悪感」を抱きます。

自分を粗末に扱ってしまい、幸せから遠ざかるのです。

私はほとんど上記の項目に当てはまっていました。

両親はアル中で機能不全家族でした。父は自営業がうまくいかず、仕事をころころ変えて

借金が膨らんでいました。母はいつも頑張って働いて支えていました。

安心や安全な環境とは言えませんでした。

両親も私も「母性」と「父性」の課題を抱えていました。

でもね、両親にはいいところもたくさんあって。

どんなに暴れたり酒を飲んでも仕事は休まず真面目に働いていたし、

子ども心に両親は傷ついて生きずらいんだろうなって思っていました。

両親が不仲で離婚したのも自分のせいだって思い込んでいました。

虐待の中で1番子どもに悪影響を与えるのは「両親の喧嘩」「両親は不仲」だそうです。

私は、自分が思っている以上に親想いでした。

自分を愛そうと思ったし、愛されたかったけどなかなか難しい環境でした。

親も健全な無条件の愛をもらっていなかったんだと今では思います。

両親も私も「アダルトチルドレン(AC)」です。

幼い頃傷ついたまま大人になって生きずらさを抱えている人のことです。

8割の大人がACであると言われています。

肉体的な虐待やネグレクト(育児放棄)だけでなく、過保護や過干渉も倫理的な虐待です。

病気や不調、生きずらさ、無気力などを抱えてこられる

お客様の多くが、外から見たら「普通」の家庭にみえることが多いです。

「親の生き方や価値観やイメージ」は私たちの中にある「母性」と「父性」に大きな影響を与えます。

素直で真面目な子どもほど従順に親の言うことを聞きます。

「いい子ちゃん」になって我慢します。

自分を小さな存在、大切な存在とは思えないまま心の一部が止まって成長します。

心理的に「親殺し」ができないと、「非自己」の部分が大きくなって自分らしさが

消えます。

自立できず、生きづらさや悩み、自己肯定感の低さにつながって人生が苦しく困難

になってしまいます。

生きづらさからどうやって抜け出し、自分自身の生きた方を手に入れることができるか

は自分自身の中に答えがあります。

両親との関係 幼少期の環境はよりよく生きるためにヒントになります。

自分を「粗末」だと思っていたことに気づいた過去の出来事

私は過去に「あなたは粗末だ」と言われたことがあります。

そのときはめちゃめちゃショックでした。

まったく理解できませんでした。

でも今、その人が言ってくれてその通りだったなあ~って理解しています。

仕事中に言われました。

一所懸命、検品の仕事をしていました。

私は誰よりも手早く、正確に検品して1番速く作業ができていました。

褒められるためにしているつもりはありませんでしたが、

無意識の中で褒められるかなと思っていた行動に対して、

社長は逆のことを私に言いました。「粗末だ」と。

社長はとても優しい人です。いまでも尊敬しています。

なので驚きましたが、丁寧にやっていないと見えたんだ、

「早くやればよいというものではないのか」と気がつきました。

今思えば、他の人よりも認めてもらいたい気持ちがあったのでしょう。

自分よりも他人に意識が向いていたのです。

早く結果を出すことで認めてもらおうとしたけど、

雑に商品を扱っているように見えたんだと思います。

がんばっているのに、自分を大切に扱わず、商品も大切にできていなかったのです。

今思えば、そこまで無理して頑張ることもないです。

私の中に「自信のない自分」がいたのだと思っています。

頑張らないと急がないと出来が良くないと

認めてもらえないという「思い込み」があったのだと思います。

そして、「自分のことを大切に扱ってくれなかった人がそばにいた」のです。

ということは、幼少期に子どもらしくそのままの自分でいることができないことが多かったということを伝えてくれています。

自分らしさの抑圧は、精神的には自立が早まります。ですが、「自由で奔放な子どもの心」は満たされないままで潜在意識の中に置き去りになります。

心の中に本当の年齢を超える成熟した大人と幼い未熟な子どもがいる状態で、

むりに大人になっているし、子どもは未熟すぎるから矛盾や葛藤となりやすいです。

子どもは必死になって親の期待に添うために頑張ります。

親が幸せそうでなかったり、不仲である、心の交流がうまくできていない場合、

そして親の精神が未熟な部分が多いまま大人になっていると

無意識の中で親子の役割が逆転します。

親が子どもに早く大人になることを求めてしまうのです。

自分が欲しい「甘えの欲求」や「認めてほしい欲求」「尊重されたい欲求」などを我慢して

まで親に答えようとしてしまいます。

大人になると、「私は子どもっぽいままでよくない。もっとしっかりして自立した大人にならないと!」という歪んだ思考になります。

だから、健気に我慢して頑張るんですね。

大人になっても自動思考で頑張っている自分が当たり前になってしまって

大人になってから過去を見直しても、なかなか本当に自分、=無理に頑張っている自分に

気づくことができないことが多いです。ゆっぴーもそうでした💦

なので、親以外でも職場やパートナーとの関係で同じように親子が逆転して仕事を頑張りすぎたりして「犠牲者」となってしまう場合もあります。

ネガティブは宝物

「あなた粗末だよ」ってネガティブなことを言ってもらうことはつらいです。

ですが、ネガティブななかに心理が潜んでいることが多いのです。

いやな出来事が起こる時、自分自身が中心にいません。ずれています。

いやな出来事は、気づきを与えてくれます。

がんばりすぎる粗末な自分への癒しのステップをお伝えしますね。

1.粗末な自分に気づき、受け入れ、認める

2.自分が大人であると認識して、大人の自分を褒めてあげる

3.未熟な子どものところも気づいてあげて、自分の大人の心で包み込んでハグしてあげる

大人の心と子どもの心はいくつになっても大切なのです。

大人の心がもつ「自信」「慈愛」を、子どもの心がもつ「無邪気」「奔放」「自由」

「素晴らしい魅力」「純粋さ」を与えあうことで心が安らいでくるでしょう✨

寂しく孤立して我慢ばっかりして豊かな表情が消えてしまっても

過去に戻って見直していけば、取り残された小さな子どもの心は喜んで笑顔になるでしょう。それを子どもの心はずっとまっています。あなたの中で。

だから気づくために必要なことが起こるんでですから。

愛情深い、親想いのあなたですから、きっと自分にたくさんの愛を与えることができます。

詳しくは、5つの心で性格は作られているので、性格分析でどの状態か診ていきます♪

すべては、「キラキラ輝く本当のそのままの素敵な自分」へ戻るため。

大事なことを言ってもらったことに感謝しています。

あなたも自分を愛せていない部分があるなら、どうぞ、あなたも確認してみてください。

難しいようでしたら、ぜひ一緒に自分を癒し、確認していきましょう♪