「こどもは親を選んで生まれてくる」と娘は私に教えてくれました。
目に見えない大切なことを娘から教えてもらったお話です。
初めてお逢いするお客様にはお話させていただいています。
涙を流して感動される方も多いです。親子、人間関係の悩み、生きづらさを抱えている人は多いです。
私もその一人です。子どもは素晴らしいことを教えてくれます。
いのちのすばらしさを伝えたいと思っています。
はじめに
心とからだは繋がっています。
からだと心を両方診ていくことが大切だと思っています。
でも、私は長年、心の大切さを理解していませんでした。
こんなに心のことがわかるのに。傷つきやすいので、心を見ないようにして生きていたように思います。
こどもはいつでも親のために、親を助けるために生まれてきているように思いますが
私は娘が生まれてくれたことで、生きる上でとても大切なことを娘に教えてもらいました。
「いのち」について。
どのようにして生まれてくるのか。
天国や輪廻転生、前世について、親子の縁について。
「子育て」といいますが、ほんとうは「親育て」だと思っています。
大切なことをお互いで学びあい、違いも受け入れ、認めるために、
よりよくなるために親子や家族、夫婦になるのです。
私が娘から聞いた話をお伝えします。
胎内記憶を知ったきっかけ
私は、長年月経不順と婦人病に苦しみ、不妊治療により35歳で出産しました。
以前、産婦人科の先生で胎内記憶を研究している方の話を聞いたことがあり、
「記憶が少ない赤ちゃんはおなかの時や生まれる前のことを覚えていることがあるから、
3歳くらいになったら聞いてみるといいですよ」という言葉を思い出しました。
娘が話してくれたこと「生まれてくるのは大変なんだよ」
娘が3歳くらいの時に「どうやって生まれてきたの?」と聞いてみました。
まず、「もっと早く生まれて来たかったのに、なんで遅くなったの?」
と、娘に怒られました。
「天使になるのも大変で、生まれて来たい子どもたちは、暗がりで長い時間行列を作って
ずっと待つんだよ。とってもさみしかった」「なかなか生まれてこれないんだよ!」
と言うのです。
私はとても驚きましたが、うわー大変ななかから生まれてきてくれたんだなぁ!
生まれたくて待っててくれたなんて!
と、いとおしくなりました。
小さな子どもが嘘をつくわけもありません。
私は正直に接することが大切と思いましたので、
「早く生まれて来ることができなくてごめんね。」と謝りました。
子どもが欲しくてもすぐにできなかったことを話した
あなたに早く会いたかったけれど、卵巣の病気や子宮の不調が多かったから
病院に行ったこと、
子どもはすぐにできると思っていたけど、違っていたこと。
その当時、35歳で高齢出産だったこと。
仕事で子供を産むことができない状況だったことを話しました。
ランジェリーのデザイナーは少ないので、大きい企業でも結婚していようが、
「子ども産むのはやめてほしい。産休で休まれるのも仕事が止まるので困る」
と、どの会社に行っても言われ続けていました。
セクハラともとれる発言ですが、女性は子供を産むリミットがあります。肉体的に男性と異なるのです。仕事も家庭もどちらも頑張りたいと思っていた私は、仕事を優先していました。
オレンジハーモニーを起業する前に働いた会社で33歳になるので不妊治療したいと相談したら社長は「いいよ。仕事も出産もどっちもがんばって」と初めて認可していいと言ってくれました。感謝しかありません。
また、職場に不妊治療でお子さんを授かった方がいて、いろいろ手助けしてもらいました。私は恵まれていたと思います。
天使になるまでのお話
次に、「どうやって生まれてきたの?」と聞いてみました。
まず、暗がりで順番待ちをして、神様に呼ばれるのを待つそうです。
そしてやっと神様が来ていいよと呼んでくれて、その瞬間に背中に羽根が生えるそうです。
天使になって、神様と雲の上からお母さんを選ぶそうです。
娘の言う神様は、金髪で、白い服を着ているそうで、たぶんイエス・キリストぽい恰好だったようです。顔は、しぶいイケメンで豊悦みたいな感じだそうです。笑。
娘はイケメン好きだからそうとうなシブオジ系のイケメンのようです。
なんか大変そうだけど、楽しそうです。
とっても天国は素敵なところだったそうです。
毎回、神様は天使たちにおいしい料理を大きなフライパンで作ってくれるそうです。
聞くだけで幸せな気持ちになりました。
私は、10歳の時に事故で生死をさまよいました。天国に行きかけた記憶があるのです。
でもすっかりそのことを忘れていました。
確かに天国は綺麗で心地よさそうな場所でした。花もいっぱい咲いてたように思います。
天使になって、神様とお母さんを決めるんだよ
天使になれたら、神様とお母さんを決めるそうです。
神様から、「このお母さんにしてみたら?」と言われるそうです。
でも、娘はお母さんが気に入らなかったそうです。
その理由は2つ。
・絵が下手だった ・顔が好みではなかった
娘はもともと、絵を描くことがとても好きです。将来の夢は絵に関する仕事をしたいと言っています。
実際、絵で賞をいくつかとっています。
でも、私がファッションデザイナーで、絵が好きで得意なことは、娘には1度も話をしたことがありませんでした。だからとても驚きました。
アメジストの新色の商品を染色した時は、一緒に染めました。
色のアイデアの相談もしました。娘は手伝いたいと言ってくれて、楽しかったようです。
おかげでとても美しい商品となりました。
神様に反対された
娘は、神様に「このお母さんがいいです」と私を指しました。
でも、神様は「このお母さんは、病気と苦労が多い人なので、あなたも苦労するから、
やめておきなさい」と神様に反対されました。
お母さんを決める決定権は神様にあります。反対されたらどうしようもないのです。
娘の話を聞いて、また私はびっくりしました。
だって、私が幼少期から病弱で病気が多いこと、苦難が多い人生であったことは娘には1度も話していなかったからです。
私は、神様って素晴らしい、神様は何でもお見通しなんだ!と感動しました。
神様の反対を押し切って生まれてきた
娘は神様に反対されましたので、このままでは生まれることができません。
でも絶対にこのお母さんがいいんだ(私の事です)と思ったそうで、
神様の反対を押し切って生まれてきたそうです。
娘がどうしたかというと、神様が料理を作ってくれている間に、こっそり抜けてきたというのです。
神様の決めることは絶対らしいので、
逆らった娘は、神様の言う通り、転校が多く、仕事に追われ、病気が多い私のもとで、苦労をたくさん経験しました。
ああ、神様の教えは本当だ、せつないし、つらい思いを娘にさせていることを申し訳ないと
娘と話をしました。
私は転校が多いからつらいことも多いけど、私が決めて生まれてきたからそれでいい。
たくさん友達ができるから。と言いました。前向きやなぁと感心しました。
とても勇気があるのですが、臆病なところもあるので、反対されて過酷な状況を選んだために、娘は私のもとに来たために、困難を乗り越える力を身に着け、たくさん成長できているのかもしれません。
勇気をもって生まれてきてくれた娘の話は
素晴らしいと思いました。嘘などつくわけがないと思いました。
もし、親が子どもにそれは作り話だ、嘘だ、と言ってしまったら、
子どもはひどく傷つくでしょう。
お父さも自分で選んだ
また、主人のことも話してくれました。
主人とは前世で、彼の事を大好きになって、16歳くらいの時に勇気をもって告白したけれど、振られたそうです。そのショックで、そのまま走って信号無視して車にひかれて交通事故で死んだと言いました。
だからそのような死に方をしたので、命を自ら断ったような形なので、反省しなければならないためになかなか生まれ変わることができなかったそうです。
娘には4歳くらいに祖父がなぜいないのか聞かれて自死したと正直に話ししました。
彼女は自死したら生まれ変わることがなかなかできないと理解していました。
輪廻転生 前世があることを教えてくれた
輪廻転生している、前世があることも娘は教えてくれました。
不思議ですが、目に見えない世界が存在すると思います。
その後、陰陽師と出会う機会があり、娘が話したことと同じことを言われ衝撃を受けました。
主人と娘は縁が深く、娘は前世で無念の死を遂げているので、愛をもって厳しく育てなさい。そうしなければさび付く。と言われました。臆病で怖がりなのは前世から来ていて、
甘やかすとなにもできない人間になる」という教えだと思いました。
彼女の強い信念の通り、神様の決めたお母さんのもとに育っていた
主人は先に生まれ変わっていて、もう恋人や夫婦になるのは無理だから、娘は一緒にいるために、主人をお父さんに選んだ と言いました。
私よりも先に主人を天国で見つけていたそうです。
そして、主人と私を赤い糸で結んだ とも言いました。
「赤い糸」は存在するんだなぁと感心しました。
私は切ない話を聞いて、娘とできるならば変わってあげたいなと複雑な思いがしました。
娘は12歳になって、「お父ちゃんは初恋だったけど、親子として一緒にいれたから、私はお父さんとして大好きだけど、恋人は他に好きな人ができるから恋の感情ではない」
と話してくれました。前世からの想いや望みを叶えて幸せになったよ。ということなのかなと思っています。確かに、生まれてきた子どもが最初に恋する理想の異性は、親です。
小さな女の子にとってお父さんは「初恋」の人です。ですがずっとお父さんに娘が恋をしてると精神的に心身の発達に問題が起きると言われています。
彼女は健全にエディプス・コンプレックスを乗り越えてきた、と言えるでしょう。
さいごに
深い縁があるのだと大切なことを教えてもらいました。
実際、娘は赤ちゃんの時から何年も、主人と一緒に過ごす時間が多く
彼女は幸せだったようです。夫婦で事業を始めたので、会社勤めの時よりも娘と主人は一緒にいることができました。それは私たちにとってとても幸福なことでした。
いろんな愛の形があるのだと感動しました。
胎内記憶を覚えていない子どももいます。それでいいのです。
いろんな使命や目的、能力をもった子どもたちが生まれます。
覚えていても、いなくてもよいのです。
大切な絆や縁によって親子や家族として生まれてくるということを知ってもらえたら
うれしいです。
そして、私たちは、生まれたくても、なかなか地上に生まれてこれないということを。
生まれてきた一人一人はだれもが素晴らしく大切な存在なのです。