わかりやすい心理学

桜の季節に思い出すこと

オレンジハーモニーのサロン近くは、桜が満開で美しく咲いています♪

玉串川沿いに約1000本のソメイヨシノが5㎞

川沿いの桜並木が咲き誇り作り出す、約5km続く桜のトンネルは圧巻。

近鉄河内山本駅から北側2kmと南側3kmの川沿いの桜が見頃を迎えています✨

言霊から精神分析する

桜を見ていつも思い出すのは

自己分析の1つ「思考性」「性格」のカウンセリング中に

「桜が1年中咲いていたらいいのに」と

おっしゃったK様のことです。HSP診断の時でした。

「言霊」というくらいで、発する言葉には、深い自分自身からの「メッセージ」が込められていることが多いのです。

「言魂」とはどういう意味でしょうか?

言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。 発した言葉どおりの結果を表す力」だといわれています。

「言魂」は、魂の込められた言葉のこと。

私はお客様との対話時に「言霊」を敏感にキャッチします。

「言霊」は重要なお客様からのメッセージだからです。

本人は自覚できていないことが多いので、伝えて気づいて「自己認識」を深めていきます。

言霊は「無意識」の領域から発せられる

私たちは顕在意識のなかで生きています。

顕在意識とは何?

顕在意識とは、普段認識することができる意識のことです。 「表面意識」とも呼ばれ、論理的な思考・理性・知性・判断力を指します。 簡単に言えば、「言葉にできる意識」のことです。 という自覚をすれば、それが顕在意識になります。

顕在意識は「10%」といわれています。

そして、無意識領域である「潜在意識」=無意識の両方をもっています。

なんと、無意識は「90%」と言われています。

生きずらさや病気、不安、不眠や頭痛などの不定愁訴が多い、人間関係の悩みを抱えている場合、私たちの「90%」を占めている「無意識」の領域を精神分析して「自己理解」を

深めることにより、

私たちが潜在意識を上手に理解し活用できれば、「ありのままの自分」になることができ、たくさんのことを実現してさらに人生を豊かにしていけるのです。

私たちはあまりにも「自分自身」のことをわかっていません。

そうなると、本当の自分自身が分からなくなり、不安症や自責、対人恐怖症、

非自己になっているケースはとても多いです。

カウンセリングセラピーを受けて、無意識の領域が刺激され、失語症や失感症が減り、

発言が自然と増えます。思っていることを「吐き出す」「言ってみる」のはとても

大事なことです。

K様の発言は非常に「彼女の内面の状態を表している」と私は思いました。

子どもができない=心の成長が止まっている

桜が1年中咲いていたらどうでしょう・・・

美しく感じるでしょうか。

ありがたく思うでしょうか。

まず、1年中花が咲くことは不可能です。

1年かけて葉から日の光を浴びて光合成し、雨で水分を補給し、土から栄養を吸収して

こつこつ栄養を溜め込んで、やっと花を咲かせます。愛おしいです。

お客様にとってのキーワードの1つが「成長」です。

彼女自身が心理的に「1年かけて成長し、豊かに1年後に花を咲かせることができない」

状態なのです。

体外受精までされましたがお子さんを授かることができないのです。

肉体には問題がなく、病院でも「肉体的には子どもを授かることができる」

と言われていました。

オレンジハーモニーに来られ、体と心の両方のケアをしていくなかでも

私も病院と同じ結論に至りました。

カウンセリングセラピーを受けていくなかで、過去に彼女自身の心の成長が一部止まって

成長できていない部分があるとわかってきたのです。

からだと心両方のケア

無意識の中には「インナーチャイルドの傷つき」があります。

インナーチャイルドの傷つきが深いためにお子さんを授かることが難しい状況

子どもを授かるということは精子(男性性)と卵子(女性性)が結びつき成長して

妊娠・出産へとつながります。

不妊や不育症が増えています。自分自身の過去の成長・発達に何があったのかを丁寧に紐解いていくことが必要なのです。

桜は女性の花

そして、桜の花言葉は「精神美」「優美な女性」「純潔」などがあります。

桜は心を大事にする繊細な「女性」の象徴を表しているように感じます。

K様の思いはお子さんを授かれないという 悲しみ つらいさ 精神的な苦痛 から

自分の中に1年中桜が咲いてほしいという真の女性になりたいという「思考」になった

可能性があります。

女性性と男性性の問題も抱えていました。彼女が特別ではありません。だれでもあります。わたしもありました。私自身が婦人病で苦しみ、卵巣嚢腫で不妊でした。生きずらさも多かった。同じような悩みや病気、不調を抱える女性を支援することになり、お子さんを授かる方も多く、婦人病が軽減する方もいます。私自身も子ども授かり、嚢腫も治り、生きづらさが減り心身が健康になりました。

よりよくなるために、「人生の大切な学び」をお客様と分ちあえることができてうれしく

思っています。

本当の自分に戻るために

K様も以前より自責しなくなり、肩こりやずつが減り、人間関係も良好になりました。

私もそうでしたがまだまだ深い悩みを抱えている方でした。

だから桜がずっと咲いてほしいという気持ちも理解できるところがありました。

K様の発言をこの素直な気持ちを受け止め、まずは認めてあげることが大事です。

儚くすぐに散ってしまう桜。

もう少し長く咲いてほしい気持ちも理解できます。

心身のバランスが保たれて思考性の偏りが少ないと

また来年を楽しみにできる忍耐力があります。

あの儚い 短い期間に精一杯咲いて散るから美しいと思える

花の色の変化、花びらが舞い散る風景も素晴らしいし、

葉桜そして葉の緑が美しい5月、初夏、秋の色着いた葉、葉が落ちて寒い冬を頑張って越して、つぼみをつけて耐えている木、それぞれの季節に桜を美しく感じれるものです。

忍耐力の欠如、自己肯定感の低さ、思考性の偏りなどがカウンセリングセラピーで明確に

なることで、「愛着不足」「人格障害」などへとつながっていきます。

このようにしてわかりやすい「精神分析」のカウンセリングセラピーを通じて

心と体のバランスを取り戻す取り組みを行っています。

「いい」「悪い」ではなく、K様の「発言」から彼女の「課題」「心理状況」を分析して

本人が自覚できていいない過去の自分の気持ちや状態を知っていくことが

本当の自分を取り戻す近道なのです。

毎年「桜」を見てK様を思い出すのは

彼女がとても「桜」のような女性だからでしょう。

真面目すぎるほど「純潔」でした。

そして、「精神」を大事にする方でした。

美しいのに、そう自分のことを思えない。

女性らしい方なのに女性性の問題が多い。ということは男性性の問題も抱えています。

両親と自分のことを深く見ていきます。エディプス・エレクトラコンプレックス

痛烈に桜への想いを伝えてくれたK様との出会いに感謝しています。

言葉ってとても深い意味がありますね。

花言葉はカウンセリングセラピーでも活用していきます。

悲しみやつらいことと向き合うこともありますが楽しく自己理解を深めていくことを心掛けています。