過去は変えられる?
過去は変わらないと思っていませんか?
過去は自分で変えることができるのです。
これがカウンセリング・セラピーのすばらしさなのです🤗
私たちは過去の記憶を大人になって見直すことで、
過去の出来事や人が幼い時の認識と違っていることがあります。
幼い時は脳も未熟で知識や経験も少ないために
間違った捉え方をしてしまっていることもあります💦
もったいないことです。
大人になって、いろいろな知識や経験をしてきたことによって
ちゃんとした見方で過去を見直すことができます。
カウンセリング・セラピーで過去の自分を癒し、認め、考え方の偏りを認識していくことで
悲しくつらかった思い出も見直して別の角度で見ていくと大きな希望と発見、癒しとなるのです。

Aさんのケース
過去の経験、体験、思考、価値観をもとに私たちは考え、行動して今生きています。
実際、お父さんに嫌われていたと思い込んでいたお客様:Aさんについて
お話ししましょう。
Aさんは、死にたい 夫との関係がうまくいかない 自己批判してしまう 自信がない
未来への不安 体の不調 ひどい頭痛と偏頭痛 離婚したい 他人と比べる うらやましい
たくさんの生きづらさを抱えて来られました。
生きづらさの原因の1つは、過去の両親との関係、父親との関係にありました。
過去を振り返り、見つめ直していくと、父は娘を嫌っているわけではありませんでした。
家庭の中で孤立し、嫌われていた父は、娘と関係を持つことができなかったのです。
娘も、両親の不和の影響で、母が夫を尊重していなかったために
母と同じように父を嫌うしかなかったのです。悲しいことです。
小さい女の子はお父さんに初恋をします。
異性に無条件に愛される 認められることで自分を愛す能力は育ちます。
性の発達は心の発達、愛の発達、愛着を育てます。
この親との初恋がうまくいかないと、恋愛や夫婦関係がうまくいかない、人間関係の不和に結びつきます。そして、自分自身を愛せない部分が出てきます。
フロイトのいう「エディプス・コンプレックス」の解消ができていない状態で大人になってしまったのです。多くの人が解消できていないのです。私もそうでした。
最初の初恋(お父さんとお母さん)がこじれると
パートナーとの不和、恋愛ができない、浮気、不倫する、恋愛がうまくいかない
仕事上の人間関係にも影響します。
Aさんはパートナーとうまくいかず、離婚したいと言ってこられました。

過去にタイムスリップする
過去に何が自分に起きて生きづらさや不安となってしまったのか
理解して整理していくことでいろいろなことがわかってきます。
子どもの頃の一方的な見方ではなく
大人になった今の自分は多面的に理解できることが多いのです。
自分とまわりを客観的に見ていくことで発見や気づきが出てきます。
Aさんの場合、父が遊びに連れて行ってくれなかったのは
母が遠ざけていたんだ 本当は仲良くしたかったのにできなかったんだね
父のやさしいエピソードを親戚から聞いてうれしくなった
父も家庭で誰とも心開ける人がいなくてつらかったんだということに気づくことができました。
幼い頃病気で病院に連れて行ってくれて
この時、母は「あの人(父)はそういうところがある」と否定的な言い方をしていたそうです。順番を超えてずるしてもらおうとしてよくないという感じです。
でも、違う見方をすれば、先生に交渉して娘を診てもらいたいという父の思いがあったのではないか、と私は感じたのです。
あなたのことを思った行動だったのでは?とAさんに話しました。
このようにカウンセリング・セラピーで過去にタイムスリップして見直していくと
わからなかった背景が見えてきて、お父さんは私を大事に思ってくれていた!
お父さんに嫌われていなかった!お父さんに愛されたかった 関わりたかった
母の手前、我慢していた自分がいたのです。
小さい頃の子どもはそれが精一杯だったのです。
父に嫌われているうえに母にも嫌われてしまったら行き場がなくなり
居場所がなくなると思うのは自然なことです。
父に嫌われるくらいなら自分から嫌ってやろうという心の防衛反応が働いたのです。
母も、父に対して「やさしいところがある」と話していたことがあると思い出すことも
できました。Aさんはとても優しい方なんですね。
お父さんにその「やさしさ」があなたは似ているのかもしれませんね、とお伝えしたら
喜んでいましたしたね。
過去を振り返ることはつらいこともあるのですが、いとおしくなったり
愛情を再認識できたり、過去に向き合うことで、うれしくなることも多いのですよ。
私はカウンセリング・セラピーのすばらしさはこういうところにあると
いつもセラピーを通して感動するのです。
もうAさんのお父さんはなくなっています。
でも、いつでももう一度大切な人と交流することができるのです。

大人の自分が子どもの自分を助けに行く
自分がドラえもんになって、過去の幼い子どものころの自分を助けにいくことができる
過去の泣いて悲しくて拗ねて怒っている子どもの自分は助けてほしいと
ずっと何十年もあなたを待っていたのです。
カウンセリング・セラピーで、過去の自分を助けることができます。
過去の「傷ついた自分」を癒し、認め、救うことができるのは
大人になった「自分自身」だけなのです。
Aさんは、こつこつカウンセリング・セラピーを受けられて2年になります。
頭痛、偏頭痛が減りました。
将来不安も減りました。
ご主人との関係も離婚することをやめました。
人間関係の不和も減りました。
お父さんのことも今は嫌っていません。
なにより、カウンセリング・セラピーによって「自分がいとおしい」と感じることができるようになったと仰っています。
過去の心の縛りを探り、生きづらさの原因に気づくこと。
そして理解していくと自己受容、自己理解できます。
自分のことがわかっていくと、他者理解も深まるのです。
心の発達や人間関係の仕組み、思考性の分析 などで人間の心がどのように形成され
どこで愛着の問題が発生したのか学ぶことで
過去を変え、新しく生まれ変わることができるのです。
もともと、素晴らしい本来の自分を閉じ込めて封印している人はとても多いです。
とてももったいないです。
私たちは 父と母から生まれています。
そのため、両親の影響をかなり強烈に受けて育ちます。
自分と両親のこじれた関係を修復していうことが
自分の人格の統合への早道です。
人格の統合=自分らしさ が未完の状態では、自分自身が確立できていません。
自分とまず「交流」していきましょう。
自分らしさを取り戻すセラピーで
自分のすばらしさを再発見してください。
もっと幸せに、もっと生きやすくなるために。
