ブラジャーの解体

ものづくり

オレンジハーモニーの大森由紀です。

今日は1枚のブラの解体画像をお見せします。

1枚のブラを作るためにこんなにたくさんのパーツが必要なんです。

レース、生地が6種類と肩ひもやテープなどの副資材が9種類必要です。

1つでも材料が足りないとブラは完成できません。

副資材はすべて1つ1つ染めます。

着用感の機能を高めるためにサイズによってテープ類の太さを変えているので

全サイズとなると副資材は合計14種類も必要になります。

縫製するためのミシンの種類は最低5種類必要で、

このブラ1枚を完成させるために、40もの縫製工程が必要です。

型紙、裁断、縫製の1箇所でも狂いがゆるされない、

1㎜単位の精密機械のような世界なのです。

やわらかく伸びる生地が多いので縫製も技術が必要です。

Tシャツでしたら必要な生地1枚、ミシンは1~2種類でサイズS・M・L・LLでも4種類ですが、ブラはサイズがB・C・D・E・F65・70・75で15サイズ展開になります。

胸の美しい丸みを立体的に構築し、支えるためにブラがここまで細部にこだわって作られていることはあまり知られていません。

これからも奥深いランジェリーの世界をお伝えしていきたいと思っています。