下着のデザイナーとなって16年目。
染色にはまりました。商品はデザイン、色、そしてサンプル作成もデザイナーが染めて見本を作ります。
専門学校の時から趣味だったけど、染色は大好き。独学です。
自然に染めてました。
ほんとは最初、デザイナーやなくて染色の道に行きたいと思ったくらいです。
今日は新月で旧暦の正月。
新しいことをするには最適と思い、新色の生地を染めました。
大なべにお湯たいて、長い箸で料理するみたいに染めていきます。
季節、湿度、気温などによっても変化します。
20くらいの材料が集まって1枚のブラができます。
生地もテープもべつべつに染めます。素材もそれぞれ違うから
微妙に染粉の配分替えたり、結構マニアック。
色がうまく行くとうおーっ やったーって鳥肌立つあの感じがたまらんのです。
しかもブラのカップなんかは何枚も生地が重なっているので、色はすごーく重要。
そして今から始める新色は1番難易度が高い色!
ピンクベージュの時も大変やった。でも楽しかった。
ブラのカップ部分はレースの下の生地とショーツの生地は、
色を微妙に変えています。
ショーツと一緒の色だと、ブラのカップの色が濃くなってちんどん屋になる。
でもお客様に綺麗な色ですね、優しいいい色ですねと言っていただくと、がんばってよかった、あきらめなくてよかったぁとうれしくなります。
ありそうでなかった、欲しかったこんな色ってお客様がうきうきするような色を目指して。